PROGRAM

研修プログラム

2024年度

初期臨床研修医募集

名称 中部国際医療センター 臨床研修プログラム B
役割 全人的プライマリー・ケアと基本的診療を行うことができるよう必要な診療 能力(知識、技術と態度)を身に着けられるよう育成する。
基本理念 医師としての人格を涵養し、医学・医療の社会的ニーズを認識して日常診療で遭遇する疾病に適切に対応できるよう、基本的・専門的診療能力(態度、技能、知識)を身につける。

基本方針

  1. 医師としての良識と品格を身につける。
  2. 安全で安心な医療を行うための基本的診療能力を習得する。
  3. 地域の基幹病院としての役割を理解し、地域医療の現場を経験する。
  4. 患者さんの立場に立った人間味のある医療を目指す。
  5. 多職種とコミュニケーションをとり、チーム医療を推進する。
  6. 国際的に活躍できる医療人の養成を目指す。

臨床研修病院としての特徴

当院の特徴は診療能力を高めるために地域医療に密着した医療現場で小児から高齢者にいたるさまざまな年齢層の日常的な診療から、高度医療機器を利用した最新の医学診断にいたる幅広い分野の研修を行うことです。近年の新しい医療に対する患者の要請に応えられるよう、全ての臨床医に求められる基本的臨床能力や態度を養い、プライマリー・ケア、救急医療に対処できる臨床医を育成します。臨床研修医は基本的医療技能の修得を図るとともに、問題解決能力と意欲、医師としての行動、心構え、態度、マナーについても研修します。

卒後臨床研修評価機構に
よる認定を受けました。

教育システムとカリキュラム

教育システム

診療チームを形成し、チーム医療の一員としてトレーニングします。
臨床研修医(1~2 年目)、Teaching Assistant(3~7 年目)、
Teaching Staff(8 年目以上)を基本的な診療チームとします。

Teaching Assistant(3〜7 年目)について

  • 臨床経験 3 年目以上(院内認定主治医)の医師が担当します。
  • 研修医の医師としての生活、態度、病院一般業務を指導
  • 保険診療、医師法及び関連医療法規の遵守についての指導
  • 基本的医療知識、基本技術の指導
  • 生涯学習、自己学習

Teaching Staff(8 年目以上)について

下記の指導医が担当します。

  • 院内資格認定指導医
  • 各科学会の認定医
  • 厚生労働省指針に従って認定された指導医

研修期間とプログラム

研修期間 2年間(2年間一貫プログラム)
研修科目 必修分野+選択科目
必修分野 内科(循環器、消化器、内分泌、腎臓、呼吸器)、救急(ICU を含む)、外科、小児科、産婦人科、精神科、総合診療、地域医療
選択科目 内科(循環器・消化器・内分泌・腎臓・呼吸器)、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、小児科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、形成外科、放射線科、麻酔科、救急、精神科、病理診断科 ※ 必修分野の再選択も可能です。
協力型病院 のぞみの丘ホスピタル、多治見市民病院、国立病院機構長良医療センター
協力施設 郡上市民病院、鷲見病院、飛騨市民病院、津保川診療所

中部国際医療センター研修プログラム〈一般コース〉

クール 1年次 2年次
1 内科 28週 産婦人科 4週
2 総合診療 4週
3 地域医療 4週
4 選択 40週
5
6
7
8 救急部門 12週
9
10
11 小児科 4週
12 外科 4週
13 精神科 4週

プログラムにおいては、下記事項を含めて実施します。

  • 研修スケジュールは1クール約4週として、年間13クールに振り分けます。
  • 救急当直研修は4回/月、1年次11ヵ月、2年次12ヵ月、計23ヵ月実施します。
  • 1年目については、必修である内科28週、救急科12週、小児科4週、外科4週、精神科4週を履修します。
  • 2年目については必修である産婦人科4週、総合診療4週、地域医療4週を履修します。
  • 残り40週は、選択科より複数科選択します。履修済みの科を再履修することも可能です。
    選択科:内科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、小児科、産婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、形成外科、放射線科、救急部門、精神科、病理診断科
  • 選択履修の範囲を広げるため、2週間を単位としてマイナーな診療科の症例経験を重ねることもできます。
    例)耳鼻咽喉科(2週間)+眼科(2週間)で1クール分とする。
  • CPCの実施については、初期臨床研修中に1例以上のレポートを作成し、症例提示をします。

診療科別臨床研修プログラム(PDF)

研修内容

1年次

はじめに総合診療能力修得の前提として、オリエンテーション研修を行い、基本的知識と技術を学ぶとともに、医師として必要な態度を身につけます。
その後、内科 28 週、救急科 12 週、小児科4週、外科4週、産婦人科4週、精神科4週を研修し、医療体験を豊富にします。この期間に初期診療能力や全身を総合的に診療する能力を高めます。また全科の支援体制が整備されているので、必要時には他科へのコンサルテーションが可能であります。

2年次

地域医療を経験するとともに、各自の選択により複数科を選択して診療能力を高めます。
選択科目として、内科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、小児科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、形成外科、放射線科、麻酔科、救急、精神科、病理診断科より選択します。選択履修の範囲を広げるために、マイナーパック * の制度もあります。
全科の支援体制が整備されているので、必要時には他科へのコンサルテーションが可能です。

*マイナーパック
選択履修の範囲を広げるために2週間を単位としてマイナーな診療科の症例経験を重ねることができる制度です。例えば、耳鼻科+眼科で1クールといった組み合わせで履修することができます。

指導体制と評価

指導体制

当院では、原則として研修する診療科ごとに指導医をはじめ、医師及び医療関係者全員により指導する体制をとっています。診療科により指導を行う医師の配置数は異なりますが、運用の決定、総括は指導医が責任をもって行います。

教育に関する行事

オリエンテーション
研修当初に院内諸規定をはじめとする当院の職員としてのレクチャーを受けます。
症例検討会
毎週、症例について報告・検討します。
研修会
診療研修会、Kʼs カンファレンス、中濃医学セミナーなどを定期的に実施しています。
カンファレンス
各科において定期的に開催されます。
剖検・手術報告
受け持ち患者が手術、または剖検になった場合、必ず立ち会い、所見を記入します。

評価方法

  • 研修中あるいは研修後の評価については、定期的な自己評価と共に研修評価責任者による定期的な評価を実施します。また、機会があれば各科の指導医と共通研修目標について到達度を確認します。
  • 各科別の研修目標については、指導医と学習者の間で研修到達度の相互評価を行います。まず、学習者が事前に自己評価を 3 段階で行い、それに対して指導医が 3 段階評価を行います。その後、両者の相互評価に基づき、達成項目と未達成項目についてその原因を探ると共に、翌日からの研修の中で未達成項目を達成するための具体的な方法を決定します。
  • 研修修了後は総括となる相互評価を実施すると同時に、未達成部分(特に必修項目)を 今後のローテートの中でどのようにして達成するかを指導医あるいは研修評価者と検討します。
  • 研修到達度評価の基準と、研修目標の各項目に対して設定された優先度の基準を示します。学習者と指導者はこの優先度に基づいて短い研修期間で最大の成果が得られるように、カリキュラムを構成していきます。

修了認定

プログラム指導者の認定に基づき、中部国際医療センター研修管理委員会は修了を認定し、プログラム名称・研修期間を明記した修了証書を授与します。

履修後のコース

基本的には本人の希望コースとします。
1.専門研修プログラム中部国際医療センター基幹プログラム[内科・皮膚科・救急科・総合診療・麻酔科](この際、研修評価を重要視)
2.他施設の基幹プログラムを希望する場合、希望者には、研修評価表を添え、病院長の推薦状をお渡しします。

臨床研修プログラム詳細(PDF)

募集要項・応募方法・
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