がんという病気
引用:文部科学省『がん教育推進のための教材』
1.がんという病気(1)がんとは(2)がんの主な要因
3.がんの経過と様々ながんの種類(1)がんの経過
がんという病気
「がん」は正常な細胞の遺伝子に傷がついてできる異常な細胞のかたまりの中で悪性のものを指します。
健康な人の体でも毎日、多数のがん細胞が発生していますが、免疫が働いてがん細胞を死滅させています。しかし、この免疫が低下すると発生したがん細胞を死滅させることが難しくなり、無秩序に増え続けて周囲の組織や他の臓器にも広がっていきます。
がんの主な要因
男性のがんの約50%、女性のがんの約30%は、喫煙や大量の飲酒、不適切な食事、運動不足といった生活習慣や、細菌・ウイルスなどの感染が要因と考えられています。
原因不明のものや、遺伝が関与しているものもあり、全てが生活習慣を原因とするわけではありません。望ましい生活習慣を送ることにより、がんにかかるリスクを減らすことができます。
早期発見の重要性
がん細胞は目立った症状がないまま増え続け、10年から20年くらいかけて、一般的にがん検診で発見できる1㎝程度の大きさの塊になります。しかしその後、2㎝程度の大きさになるのはわずか1~2年であり、以降は進行がんとなり症状が現れます。
稀に急激に進行する場合もあります。がんが進行すると、生活に支障が出たり命を失うこともあります。がんを治すためにも、症状がある場合は速やかに受診することをお勧めします。症状がない場合も積極的に検診をして早期発見することが重要です。
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