臨床検査技術部
臨床検査技術部
公益財団法人日本適合性認定協会 Japan Accreditation Board(JAB)により、臨床検査室に特化した国際規格である「ISO15189:2012(英和対訳版)」の認定を取得しました。
ISO 15189は、「品質マネジメントシステムの要求事項」と「臨床検査室が請け負う臨床検査の種類に応じた技術能力に関する要求事項」の2つから構成されています。
ISO 15189の認定取得は、国際的な基準を満たした臨床検査を行う能力がある事を表します。
臨床検査技術部では、24時間365日、緊急検査に対応し検査業務を行っています。
臨床検査技師は、外来採血室にて採血業務を行いながら、検体検査、輸血検査、微生物検査、生理検査、病理検査、遺伝子検査などの業務を担っており、チーム医療として手術室や病棟などへも出向き、さまざまな業務支援を行っています。
患者様が良質な医療を安心して受けられるよう、検査技術と知識の向上を目指しながら業務改善を行い、患者サービスの向上を目指しています。
検体検査
検体検査では、人体から採取した血液、尿、体腔液などの検体を用いて検査を行っています。迅速な検査結果が報告出来るように、様々な検査に対応する機器が設置されています。1日に外来採血約400件、病棟採血約200件分の検査を行っています。
血液・凝固線溶検査(貧血、炎症、止血)
血液中の血球成分(白血球、赤血球、血小板)の数や形態を検査します。 貧血の種類や白血病をはじめとするさまざまな血液疾患を見つけることができます。骨髄液の検査も行い、血液内科医師への情報提供を行っています。また、手術前の止血機能検査等、血液がどのくらいで固まるかの検査も行います。ワーファリン等抗凝固剤の効果も見ることもできます。
生化学的検査及び免疫学的検査、血糖・ヘモグロビンA1C検査
生化・免疫学的検査では、血清(血液を凝固させて遠心分離した上澄み)や尿を分析し、全身の状態把握や各種臓器の疾病診断、あるいは未病の発見にもつながります。酵素、蛋白、脂質、糖質、ホルモンなど、当院での分析項目は50項目以上あります。
血糖・ヘモグロビンA1c検査は糖尿病検査に役立ちます。
一般検査
尿検査では定性検査(尿中の蛋白や糖などの有無を測定)と、尿沈渣検査(尿中に排出される細胞成分を顕微鏡で観察)を行い、腎臓や泌尿器系臓器の状態を知ることができます。
便潜血検査では消化管出血の有無を調べます。また、便検査ではノロウイルス等のウイルス感染症の検査も行っています。その他、精液検査も行っています。
輸血検査
輸血検査では、輸血用血液製剤の管理と供給、輸血関連検査、副作用への対応などの業務を行い、患者様に対して、治療効果と安全性を重視した迅速かつ適切な輸血が提供できるよう努めています。年間で1,800パック程度の輸血が行われています。全自動輸血検査装置を使用して、血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験などの検査を行っています。
微生物検査
細菌検査
提出された尿や痰、便、血液などといった検体より人体に病原性のある細菌を検出する検査を行います。当院では質量分析装置(MALDI Biotyper sirius)を用いて培地に発育した細菌コロニーより迅速に検出することができます。また、検出された細菌に対して抗生物質がどれくらい有効であるかといったことも調べます。
検体処理
薬剤感受性分析装置
ウイルス検査
当院では新型コロナウイルス等のウイルス検査の抗原定量および遺伝子検査を積極的に行っております。
免疫測定装置
遺伝子検査装置
採血
採血室では、1日300人程の採血を行っています。自動受付機や番号表示による患者様案内と、採血支援システムを導入した採血台6台を使用し、安心・安全な採血を受けていただけます。
自動採血・採尿受付機、採血支援システムを導入した採血台
生理検査
心臓・血管の検査
心電図検査
心臓の電気的活動を記録する検査です。不整脈や心肥大、虚血性心疾患、電解質代謝異常などの診断に役立ちます。当院では標準12誘導心電図の他に、より微小な電気的活動を記録することで、心臓突然死の予測因子として用いられる心室遅延電位測定検査も行っています。両手足、胸に電極を付けて記録を行うため、検査を受ける際は脱ぎ着がしやすい上下が分かれている服装で来院してください。
検査時間:10分程度
マスター2階段負荷試験
凸型の二階段を定められた回数、時間で昇降することで、心臓に負荷を加え、心電図の記録を行います。労作性狭心症の診断や、虚血性心疾患の重症度評価や治療効果の判定に役立ちます。医師の指示により、1分30秒(もしくは3分、4分30秒のいずれか)の昇降を行い、5分間の心電図記録を行います。
検査時間:20分程度
ホルター型心電図検査
24時間、心電図を記録する検査です。不整脈の種類や頻度、日常生活と胸部症状(動悸、胸痛など)と心電図との関連などを調べます。胸部に電極を貼り、小型のレコーダーを身に着けて24時間過ごしてもらいます。患者様によって24時間血圧測定検査をすることもあります。
検査時間:
24時間(2~7日間測定も出来ます。)
注意事項
- レコーダーを取り付けた翌日、取り外しの為に来院していただきます。
- 検査当日は入浴、シャワーはできません。
- 入浴、シャワー以外は通常通りの生活をしてもらいます。
血圧脈波検査:ABI(足関節上腕血圧比)
両腕、両足首の血圧を測定して、その比率(足の血圧÷腕の血圧)から、血管の詰まり具合を調べる検査です。足の血管が詰まっていると腕の血圧より足の血圧が低くなります。
少し傾斜がついたベルトの上を歩いた後に測定して、歩いた前後のABI値を比較する検査も行っています。
検査時間:10分程度
注意事項
- 上半身は薄手になり、足首が出るように靴下を脱いで検査します。
- 人工透析をされている方、乳がんなどでリンパ節を切除した方など、血圧が測定できない部位がある場合は、検査時にお知らせください。
血管内皮機能(FMD)検査
腕を圧迫し、解放後にどれだけ動脈が広がるかを超音波で調べる検査です。血管の大きさの変化から血管の内皮機能を評価します。動脈硬化の早期発見や治療効果を見る検査です。
検査時間:20分程度
注意事項
- 検査前3時間以内の飲食、喫煙、運動は避けてください。
- 袖がまくりやすい服装でお越しください。
皮膚灌流圧(SPP)検査
足の表面から1.5mm下を走行している毛細血管で血圧測定を行い、毛細血管に血流がどの程度あるかを調べる検査です。末梢動脈疾患の評価や難治性創傷の虚血状態が評価できます。
検査時間:30分~60分
運動負荷試験
トレッドミル運動負荷試験
ベルトコンベアの上を歩きながら、心電図や血圧を測定する検査です。
ベルトコンベアの速度や傾斜角度を調節することで、負荷量を変化させて検査を行います。
検査時間:1時間程度
注意事項
- 運動しやすい服装でお越しください。
- 安全のため、医師および看護師の同席のもと検査を行います。
心肺運動負荷試験(CPX)
心電図、血圧計に加え、顔に呼吸分析用のマスクをつけて自転車をこぐ運動をします。
心臓・肺・骨格筋の総合的な機能を同時に見ることで、今の体力にあった運動量がどのくらいかを評価します。
検査時間:1時間程度
注意事項
- 運動しやすい服装でお越しください。
- 安全のため、医師および看護師の同席のもと検査を行います。
心臓超音波検査
超音波を使って、心臓の大きさや動きまた血液の流れを観察します。検査により、心不全・心筋梗塞・弁膜症・先天性心疾患の有無・血栓や腫瘍の有無等を確認することが出来ます。
ベッドに左側臥位の状態で胸にゼリーを塗り検査を行います。
ペダルのついた特殊な検査台に横になりペダルをこいで運動を行いながら検査する場合もあります。
検査時間:30分程度
経食道心臓超音波検査
胃カメラ検査のように超音波を発するプローブを飲み込んで、胃や食道から超音波を心臓に当てることで心臓の形や弁の様子を詳細に観察します。検査により弁膜症や血栓の有無、先天性心疾患などを確認することが出来ます。
検査方法は、事前にのどに麻酔を行い、ベッドに横になってプローブを挿入し検査を行います。
検査時間:10分程度
注意事項
- 検査の2-3時間前からは、飲食しないでください。
- 検査後はのどの麻酔が聞いた状態が1時間程度続きます。
検査後は1時間程度飲食を控え、つばも出来るだけ出すようにしてください。
呼吸の検査
肺機能検査
息を吸ったり吐いたりして肺活量や肺のはたらきを調べる検査です。気管支ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患(COPD)が疑われる場合や手術前の肺の機能をみる検査として行います。
マウスピースを口に咥えて、技師の掛け声に合わせて息を吸ったり吐いたり呼吸を行います。
患者様によって、肺の酸素と二酸化炭素のガス交換の能力を評価する検査など、より詳しく検査を行う場合があります。
検査時間:20分程度
注意事項
- 口にくわえたマウスピースの横から空気が漏れると、正しい検査の評価ができないため、注意して実施していきます。
- 気管支拡張剤を吸入する前後で測定をする場合があります。
その場合、検査前に気管支拡張薬を処方されている場合は使用を控えていただきま す。 - 苦しい検査ですが、正確な検査結果を得るためにもご協力をお願いします。
呼気一酸化窒素濃度測定
呼気中のNO(一酸化窒素)の濃度を測定する検査です。呼気中NO濃度を測定することで好酸球性気道炎症の存在や程度を知ることができます。
検査時間:15分程度
注意事項
- 検査前1時間以内の飲食、喫煙、運動は避けてください。
終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
睡眠時無呼吸症候群が疑われる方に対して、無呼吸の有無や原因、重症度を調べたり、治療法を決めるために行います。
電極やセンサーを体に取り付けて脳波や心電図、胸・腹部の動き、血液中の酸素の量を調べることで、睡眠の状態と呼吸の状態を総合的に評価します。
持続陽圧呼吸療法(CPAP)を予定している患者様にも行う場合があります。
所要時間:一晩(19時~翌朝)
注意事項
- 入院して検査を行います。
- 頭や顔にセンサーを取り付けますので、化粧や整髪料は控えてください。
- 検査中、ベッドからの移動に制限があります。
携帯型睡眠時無呼吸検査(携帯型PSG)
検査装置を貸し出しいたしますので、自宅でセンサーを装着していただき睡眠中の呼吸状態を調べる検査です。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる方に対して行います。
所要時間:一晩(普段の睡眠時間に合わせます)
注意事項
- 貸し出し前に検査装置の説明やセンサーの装着についての説明があります。
- 検査装置を貸し出した翌日に、検査装置を返却しに来院していただきます。
脳・神経の検査
脳波検査
頭皮に電極を付け、脳から出ている電気活動を記録する検査です。痛みはありません。けいれん、失神、脳血管障害などの疑いがある場合に検査をします。
場合によって、就寝中の記録を行う場合があります。日中では記録できない就寝中の発作をみることができ、脳波記録と同時にビデオ撮影を行うことで、てんかんの診断に役立ちます。
検査時間:70分程度(装着~記録終了し、電極を外すまで)
注意事項
- 頭皮に電極を装着しますので、整髪料の使用はお控えください。
- 睡眠時の記録が必要な場合がございます。当日はお昼寝しないようお願い致します。
- 小さなお子様には睡眠導入剤を使用して眠ってから検査を行うようにしています。
聴性脳幹反応(ABR)
音を聞いた時に、聴覚の神経系に誘発される電気活動を頭皮につけた電極から記録する検査です。主に聴力の評価や脳幹障害の部位と程度の把握をするために実施します。
検査時間:1時間~2時間
注意事項
- 頭皮に電極を装着しますので、整髪料の使用はお控えください。
- 検査中は眠った状態・リラックスした状態ですとスムーズに記録が出来ます。
動いたり力が入ったりすると時間がかかることがあります。 - 小さなお子様には睡眠導入剤を使用して眠ってから検査を行うようにしています。
神経伝導検査
手や足に電極を装着し、電気刺激をすることで運動神経と感覚神経の伝わり方を測定する検査です。主に手足のしびれや筋力低下などの症状がある際に行います。また当院では糖尿病の合併症である神経障害のスクリーニングとして神経伝導検査、自律神経機能検査、振動覚閾値検査を行っています。
検査時間:30分~2時間程度(検査内容により異なります)
注意事項
- 電気刺激をするため多少の痛みを伴います。ご了承ください。
- 肘や膝を刺激するので、袖や裾をまくりやすい服でご来院ください。
起立性低血圧検査(シェロングテスト)
腕に血圧計を巻き、安静時と起立時の血圧を測定します。自律神経の安定度を調べることができ、自律神経失調症、起立性調節障害やめまいの診断のために行います。
検査時間:20分程度
注意事項
- 人工透析を行っている腕での測定が出来ません。
- 着脱しやすい服装でお越し下さい。
耳鼻科領域の検査
標準純音聴力検査
低い音から高い音までの検査音を聞いて、どの程度の音量から音が聞こえるかの測定する検査です。また耳鳴りの検査や、補聴器を付けた状態での音の聞こえや言葉の聞き取り、騒音下での音の聞こえを確認する検査も行っています。
検査時間:15分程度
ティンパノメトリー検査
中耳炎など耳の中の鼓膜や中耳に何らかの疾患が疑われるときに行われる検査です。鼓膜に陽圧・陰圧を加えて鼓膜の動きを調べる検査となります。
痛みもないため小さなお子様でも行うことが出来ます。
検査時間:5分程度
耳小骨反射検査
耳の中には「耳小骨」と呼ばれる音を内耳に伝える骨があり、その耳小骨についている筋肉の収縮を調べる検査となります。
難聴の種類の診断や、顔面神経麻痺の部分診断などに有用な検査となります。
検査時間:5分程度
平衡機能検査
めまいや体のふらつきの原因を調べる検査です。
体の揺れを機械上に立って調べる重心動揺検査の他、前庭誘発筋電位検査などの検査方法があります。
検査時間:40分~1時間程度(検査内容によって異なります)
注意事項
- 検査に必要な動作として、指定の方向に頭を動かしていただく必要があります。
- 首の痛みによって頭の動きが難しい場合や、検査中の動作によってめまいが
発生しご気分が悪くなられた場合は速やかにお申し出ください。
味覚検査
味覚に異常が感じられる場合に行います。
金属の棒を舌に当て、電流を流して検査する電気味覚検査を行います。
所要時間:10分程度
病理検査
病理検査とは
血液検査や画像診断などによる臨床診断の際、生体材料を採取することがありますが、これは顕微鏡的観察により「病的状態が存在するか否か」「病的状態があるとすれば、どんな性格のものか」を臨床情報との総合的評価により明らかにする検査です。この診断を基に臨床医は、治療方針の決定や臨床診断の最終確認を行うことになります。病理検査室では組織学的検査、細胞診検査、病理解剖が行われています。
組織学的検査
生検と手術材料を対象とします。生検は検査目的で胃、腸、前立腺などの一部を採取されたものをいい、主に良性か悪性かの判定を行います。手術材料は治療目的で採取されたものをいい、腫瘍の性状や広がりを調べます。また、手術中には切除範囲を決めるために、術中迅速診断が行われます。
臨床検査技師が顕微鏡標本を作製し病理医が病理組織診断を下します。
組織検査の検体処理
【1】切り出し
肉眼的観察を基に検体の必要な部分を選択し、適切な大きさに切り取ります。
【2】パラフィン包埋
パラフィンという蝋で、組織を適切な硬さに固めます。
【3】薄切
ミクロトームという機器を使い、パラフィンで固めた検体を、顕微鏡で観察しやすい厚さ(3μm)に切ります。
【4】染色
薄切した標本をHE染色という染色方法で染めます。HE染色は核を紫色に、細胞質を赤~桃色に染めます。
【5】診断
完成した標本を病理医が顕微鏡で観察し、診断を下します。
細胞診検査
婦人科、泌尿器、乳腺、甲状腺などから得られた標本を細胞検査士と病理医が顕微鏡で観察し、悪性細胞の検索を行います。
病理解剖
不幸にして亡くなられた患者様のご遺体を、家族の同意のもとで病理解剖させていただき、生前の臨床診断や治療効果を、病理医が客観的に判定し、今後の診療に生かすことを目的としています。
遺伝子検査
病理検査室と協力し、FFPE標本(がん組織)からのDNA抽出、電気泳動やリアルタイムPCRを用いたDNAの品質評価、Libraryの作成及び次世代シークエンサーによる配列解析を行っています。その後、解析結果をもとに、エキスパートパネル(多職種カンファレンス)の一員として検討し、患者様に合った治療薬が届けられるよう迅速・的確な検査データ提供を心掛けています。
資格取得一覧(2024年5月1日現在)
取得資格 | 認定団体・学会等 |
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細胞検査士 | 日本臨床細胞学会 |
国際細胞検査士CT(IAC) | 国際細胞学会 |
超音波検査士(循環器領域) | 日本超音波医学会 |
認定臨床微生物検査技師 | 日本臨床微生物学会 |
感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT) | 感染制御認定臨床微生物検査技師制度協議会 |
認定血液検査技師 | 日本検査血液学会 |
二級甲類臨床病理技術士(病理学) | 日本臨床病理学会 |
心電図検定1級 | 日本不整脈心電学会 |
心電図検定2級 | 日本不整脈心電学会 |
JHRS認定心電図専門士 | 日本不整脈心電学会 |
認定臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師 | 日本臨床化学会 |
認定一般検査技師 | 日本臨床衛生検査技師会 |
認定心電検査技師 | 日本臨床衛生検査技師会 |
認定病理検査技師 | 日本臨床衛生検査技師会 |
認定臨床染色体遺伝子検査師 | 日本臨床衛生検査技師会 |
遺伝子分析科学認定士 | 日本臨床検査同学院 |
緊急臨床検査士 | 日本臨床検査同学院 |
二級臨床検査士(血液) | 日本臨床検査同学院 |
二級臨床検査士 (微生物学) | 日本臨床検査同学院 |
二級臨床検査士(病理) | 日本臨床検査同学院 |
上級バイオ技術者 | 日本バイオ技術教育学会 |
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者 | 労働局長登録教習機関社団法人労働基準協会 |
有機溶剤作業主任者 | 労働局長登録教習機関公益社団法人労働基準協会 |
危険物取扱者試験乙種四類 | 消防試験研究センター |
第一種放射線取扱主任者 | 文部科学大臣原子力安全技術センター |
第一種衛生管理者 | 労働基準局 |