内分泌代謝内科/糖尿病センター
内分泌代謝内科/糖尿病センター
主に糖尿病と甲状腺、下垂体、副腎等内分泌疾患の診療にあたっています。入院、外来ともその80%近くが糖尿病(1型及び2型、他の内分泌疾患を伴う例、膵疾患による例等を含め)の患者様です。糖尿病性ケトアシドーシスや高浸透圧性昏睡、重症低血糖など急性代謝失調時の治療、糖尿病合併症の治療、感染症罹患時や手術時を含めた血糖コントロール、患者教育等幅広く他科との連携を行いつつ診療を展開しています。
また新病院移転を機に新たに当科の中に<健康増進・アンチエイジング外来>を立ち上げ、フレイル、サルコペニアといった加齢に伴う病態と糖尿病などの疾患との関わりを把握しながら、看護師、栄養士、理学療法士など多職種連携により抗加齢に取り組む所存です。
糖尿病の診療をより充実させるべく“糖尿病マネージメント委員会”を設置し(糖尿病療養指導士、糖尿病認定看護師を含む)、直接治療に携わるスタッフの教育・育成を行っています。
医師紹介
平成31年卒業
平成31年卒業
令和3年卒業
主な対象疾患
2型糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病、1型糖尿病、妊娠糖尿病、糖尿病合併妊娠、バセドウ病、橋本病、甲状腺がんなどの甲状腺疾患、間脳下垂体疾患、副甲状腺疾患、副腎疾患、性腺疾患などの内分泌疾患
検査・治療
- 毎週火曜日の糖尿病教室は主に入院患者様向けに系統的に実施。
- 毎月一回(第3土曜日)の糖尿病オープン教室はテーマを決め、院内外の講師を招聘し、どなたにでも参加して戴けるよう完結的に実施。
- 糖尿病マネージメント委員会員を中心に、当院オリジナルのパンフレット(患者様参加型)を使用した個人指導。
- 耐糖能異常による肥満、動脈硬化、インスリン抵抗性等の評価。(CTによる腹部内臓脂肪及び皮下脂肪面積測定、超音波検査による動脈硬化度の評価、経静脈ブドウ糖負荷検査、等)
- 副腎偶発腫瘍(Incidentaloma)におけるDynamic CT、MRI、PETの施行による画像評価。
当科の取り組み
当科では糖尿病の理解を深めより良い治療が行えるよう糖尿病教室を開催。糖尿病のことや日常生活への疑問などにお応えします。ご自身はもちろんご家族が糖尿病を患っている方もお気軽にご参加ください。
糖尿病教室
糖尿病についての勉強会を定期的に開催
糖尿病教室は糖尿病についての基本的なことを中心に開催しています。
「糖尿病になると目が見えなくなる」、「腎臓も悪くなる」と聞くことがあります。これは本当でしょうか?「糖尿病」といわれたら、どのような事に注意して生活し、またどのような食事をすればよいのでしょうか?「糖尿病」といわれた方、「糖尿病のケがある」と言われた方、そして家族に糖尿病のある方達の日常の疑問にわかりやすくお答えします。
どなたでも自由に参加していただけます。この糖尿病教室に参加していただき、あなたの、そしてあなたの大切な家族の糖尿病の治療がよりよく行なえるようになることを心より期待しております。
糖尿病オープン教室
糖尿病オープン教室は、糖尿病についての応用編として
月ごとに病気や治療法方についてテーマを決め、具体的に解説していきます。
糖尿病は一生つきあっていかなければならない病気です。
けれども、きちんと治療を続け、血糖値を良好にコントロールしていれば健康な人と同様に社会活動ができます。
同じ病気を持った人たちが、正しい情報を学びながら励ましあう教室、それが「糖尿病オープン教室」です。
糖尿病とつきあうコツは自分自身を管理することです。糖尿病の治療は、食事や運動といった生活を、患者様自身が管理する事が基本になります。自分自身のために、自己管理のための目標をたててみましょう。そして目標を達成するように、意志を強く持ってがんばりましょう。
療養マニュアル販売
糖尿病の基礎から療養方法をまとめた当院編纂の「糖尿病療養マニュアル」ができました
毎年11月14日は“世界糖尿病デー”です。
日本を含む世界中で、糖尿病の治療と予防に向けた社会啓発を目的に、国際糖尿病連合(IDF)とそのメンバーによって開催され、世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発活動が行われます。日本でも各地でブルーライトアップや様々なイベントが開催されます。
日本では40歳以上の3人に1人が糖尿病または糖尿病予備群であると報告されており、糖尿病の治療と糖尿病合併症の予防に積極的に取り組み、コントロールすることが求められています。当院でも、内分泌代謝内科の高見医師を中心に積極的に糖尿病治療携わってきましたが、このたび、糖尿病についてまとめた『糖尿病療養マニュアル』を作成しました。当院の糖尿病マネジメント委員会が編纂し、糖尿病の基礎から療養方法が解説されています。
マニュアルはご希望の方に一冊1,000円(税込)で販売しております。
詳細は、内分泌代謝内科までお問い合わせください。