小児科
小児科
当院小児科は、新生児から中学生(一部高校生)までの小児内科の患者様を診療しています。重症疾患は大学病院など中核病院小児科へ搬送させていただきますが、ほとんどの患者様は当科で診断・治療させていただいています。病診連携も積極的に取り組み、紹介患者様を優先的に診療させていただいています。月曜日から土曜日の午前9時~11時半に一般外来をしています。午前の一般外来では受診を希望する患者様は紹介状なし*でも診療させていただいています。午後は専門外来として循環器外来・神経外来・乳幼児外来・アレルギー外来・腎臓外来・内分泌外来・予防接種外来を開いています。午後もご家族や本人が救急と判断されれば救急患者様として紹介状なし*でも診療させていただいています。日曜・祝日の午前8時半~午後6時も紹介・緊急患者様については小児科医が診療させていただいています。夜間の小児科救急患者様については、内科当直医の診療後に協働して、当日小児科入院や翌日朝の小児科受診などで対応させていただいています。
ただし紹介状のない患者様は健康保険法の改訂により通常の医療費とは別に選定療養費の自己負担が発生する場合があります。
中部国際医療センター小児科統括部長 増江道哉
医師紹介
主な対象疾患
新生児から思春期までの小児内科疾患の二次医療。
肺炎・気管支炎・胃腸炎・喘息・新生児黄疸などの小児一般疾患。
川崎病・てんかん・ネフローゼ・アナフィラキシー・紫斑病・低出生体重児などの小児特殊疾患。
専門外来
循環器外科
学校心電図検診や心雑音の二次健診、胸痛や動悸などの精査、川崎病、新生児入院中に発見された心疾患フォローなどを行っています。心エコー・胸部レントゲン・心電図・運動負荷心電図・24時間心電図などの検査を行っています。心臓カテーテル検査・治療や手術が必要な患者様は岐阜県総合医療センター小児循環器科と連携して治療を行っています。(増江道哉)
神経外来
てんかんなどの慢性神経疾患の患者様の定期フォローを中心に行っています。岐阜大学医学部附属病院や岐阜県総合医療センターなどの専門医療機関と連携しつつ、ていねいな診断・治療を心掛けています。(長瀬朋子)
乳幼児外来
新生児・乳幼児外来では、当院で出生した新生児の1ヵ月健診や早産・低出生体重児、その他の疾患などにより定期的な診察を必要とする児の成長や発達のフォローアップを行っています。36週未満の早産児などの対象児では、RS感染症の流行期にシナジス接種を行っています。(若原敦嗣)
アレルギー外来
食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などのアレルギー疾患の診療を行っています。当院では食物経口負荷試験(入院対応も可能)、プリックテスト、血液検査に対応しています。また、食物アレルギーは緊急時の速やかな対応が求められる疾患です。地域の皆様の安心のため、救急対応や入院治療の可能な当院の受け入れ能力を活用して、かかりつけ医との協力・連携にも力を入れています。(後藤 滉平)
腎臓外来
3歳児健診や学校健診での尿検査異常をきっかけに通院されている患者様を中心に、ほか昼間遺尿や夜尿症、紫斑病性腎炎などの長期管理を腎臓外来でしています。健診での尿検査は先天性腎尿路異常の早期発見、治療介入をすることでこどもたちの腎臓を守ることが目的です。先天性腎尿路異常は小児慢性腎臓病の原因の60%を占めます。健診での異常指摘後の精査および長期管理がこどもたちの腎臓を守ることに繋がります。気になることがありましたら、気軽にご相談ください。腎生検などの精査が必要となる場合は、岐阜県総合医療センターに紹介をさせて頂く場合があります。(篠田優)
内分泌・アレルギー外来
内分泌外来では成長ホルモン分泌不全性低身長症、甲状腺疾患、脂質異常症など、内分泌代謝疾患の診療を行います。低身長や肥満が気になる方もご相談ください。低身長に対して、入院で成長ホルモン分泌刺激試験を行うこともできます。アレルギー外来では食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などのアレルギー疾患の診療を行っています。食物アレルギーの診療においては、入院で食物経口負荷試験も行っています。(西脇綾子)
専門分野
増江:総合診療 / 長瀬:神経 /
若原:新生児・乳幼児
特殊診療
- 神経外来(長瀬)
- 循環器外来(増江)
- 新生児・乳幼児外来(若原)
- 腎臓外来(篠田)
- 内分泌・アレルギー外来(西脇)
- 予防接種外来(増江)
- アレルギー外来(後藤)
臨床研究
- FDOPA PETによる先天性高インスリン血症の膵臓病変局在診断
- 320列CTによる川崎病冠動脈検査