PET/CT
PET/CT
PET/CTは、病体の機能を画像化する「PET」と、位置情報を得る「CT」が一つになった検査機器です。
一度の検査で2つの検査結果の画像を重ね合わせることができるので、体位の誤差による検査部位のズレを防ぎ、より精度の高い画像診断を行うことが可能です。
対象疾患
- 甲状腺がん / 肺がん / 食道がん / すい臓がん / 大腸がん / 乳がん / 子宮がん / 悪性リンパ腫 / 悪性黒色腫 など
PET/CTの特徴
多臓器の微少がんを早期に発見
一度の検査で得られる高精度な検査結果
癌の良悪性を鑑別できるとともに、1度に全身を検査できるのが特徴です。
またFDG PET/CT検査は肺癌や婦人科系の癌、甲状腺癌などの診断に役立つだけでなく、癌の転移に強く集積し、転移検索するのにも有効です。
狭心症・心筋梗塞の早期鑑別が可能
心臓の筋肉の血流を鮮明な画像として得られるため、正確に冠血管障害を見つけられます。
また心臓の筋肉に必要なエネルギーの利用の程度を診たり、心筋の代謝の変化も捉えることができます。
脳血管疾患の鑑別に威力を発揮
アルツハイマー病の診断も可能
PET/CTは、ブドウ糖にポジトロン(陽電子)を放出する成分を組み込んだ薬(18F-FDG)を注射して、全身を撮影する検査です。ブドウ糖や酸素の代謝を見ることによって、脳の局所の機能がわかり、神経受容体の状態なども把握出来るため、アルツハイマー型痴呆の診断、脳血管予備脳、てんかん焦点の診断などが可能です。
患者様に優しい検査
一度の検査で得られる高精度な検査結果
PET/CT検査は1回約20分程度の撮影時間で、ほぼ全身を見ることができます。
薬剤を注射して、薬が全身に行き渡るまで安静にした後、検査台に横になっていただくだけで検査が終了します。
転移や再発診断にも有用
全身の検査ができるので、原発巣だけではなく、転移や再発の診断にも有用です。